事例紹介 〜 10周年を迎えた「三鷹の家」
2012年から東京23区とその周辺を対象地域としてホームシェアをしたいシニア世帯を募り、これまでに6人の貸主(合計11室)と28人の借主をマッチングしてきました。その一例として「三鷹の家」をご紹介します。ホームシェアのシステム・料金について
- 当初、貸主は月会費3,000円の会員制度としていましたが、現在は入居契約ごとに手数料として貸主からは賃料の50%+消費税を、借主からは10,000円をお支払いいただいています。
- 貸主の個人情報が特定されないよう配慮して入居募集を行います。例えば、住所は町名までの公開とし、家の外観や周辺の写真は掲載しません。入居希望者の本人確認と面談を経てお引き合わせします。
- 入居が決まったら、定期賃貸契約を結びます。期間は1年程度、再契約可とします。借主は1か月前に申し出れば契約解除ができます。
- 入居時には保証金30,000円を貸主に預けていただき、退去時に精算します。入居後の家賃や光熱費のやり取りは、貸主・借主のあいだで直接行います。
- 下記のオーナープロフィールは、2013年の登録時のものです。
三鷹の家 オーナープロフィール
ものづくりが得意な60代のご主人と奥様、野球が大好きな中学生のお子さんが暮らす二世帯住宅です。ご主人はかつてスノーボードやラジコン模型部品などを設計・製造するベンダーとして起業され、製図の技術をもつ奥様との二人三脚で、一流メーカーに多数の製品を供給してきました。ご自宅にはモデルを製作するための工房があり、旋盤や樹脂を加工する道具まで揃っているそうです。最近は、趣味として帆船や蒸気機関車の模型づくりに励む一方、小学生野球チームのコーチとしてもご活躍です。
数年前にご両親が他界されたため1階が空いていました。生前はご出身地の新潟から上京する親戚の子を下宿させるなど、オープンで温かいご両親だったそうです。そのため、ご主人も地方出身の若者を支援したいお気持ちがあり、空室を下宿としてご提供することになりました。
募集要項
対象 | 現在は女性のみ・国籍を問わず、学生・社会人可
|
||||||
貸室数 | 3室 | ||||||
所在地 | 東京都 三鷹市(みたかし)下連雀(しもれんじゃく) | ||||||
最寄駅 アクセス |
JR中央線「三鷹駅」徒歩13分 ※ 乗車時間:新宿駅まで20分、東京駅まで35分 |
||||||
貸室・ 月額賃料 |
オーナー家族は2階で生活し、玄関は共用です。 貸室は1階に2つ、別棟に1つあります。
| ||||||
共用できる設備 | トイレ、お風呂、洗面、洗濯機、キッチン(ガスコンロ、冷蔵庫、調理器具、食器)、リビング(ダイニングテーブル・ソファ)、インターネット
|
周辺環境
三鷹市は、杉並区、世田谷区と隣接しており、都心へのアクセスが良い地域です。戦前は航空機や通信など軍需関連の工場が多く、そこで働く技術者の流入とともに人口が増え、企業とともに町が発展してきた歴史があります。多くの工場が郊外へ移転した今も、NTTデータ通信、富士重工、日本無線などの事業所があり、市民と企業との交流やITを活用した町づくりが盛んです。また、三鷹の森ジブリ美術館、井の頭公園、山本有三記念館、太宰治文学サロンなど、観光スポットも多く、芸術文化への関心の高さが伺えます。
三鷹駅から南へ向かうと600mほど商店街が続き、ファーストフードやコンビニはもちろん、個人商店も軒をつらねているので、お買物は何でもそろいます。となりの吉祥寺(きちじょうじ)も、徒歩・自転車圏内です。
間取り図
室内写真
写真をクリックすると、拡大してご覧になれます。